インフルエンザが各地で流行り、学級閉鎖になっているところも多い。そもそも、インフルエンザと風邪の違いをご存知でしょうか?症状が似ており、同じように見えるが実は大きな違いが存在します。
インフルエンザと風邪の違いとは?
インフルエンザと風邪の違いを一言で表すと、インフルエンザはウィルスであり、風邪は細菌によってなる症状です。では、ウィルスと細菌にはどのような違いがあるのでしょうか?
ウィルス:ウィルスは基本的に自分で増殖することができません。ウィルスが増殖するには人の細胞に入って細胞を乗っ取り、悪い細胞をどんどん増やしていくのがウィルス。
細菌:細菌は自分で増殖することができます。この点がウィルスとの大きな違いです。
ウィルスが厄介な点として、細菌は抗生物質を使用すれば殺せるのですが、ウィルスは体の細胞の中にいるため、抗生物質でも殺すことができません。正確に言うとウィルスはそもそも生物ではないので、殺すことができず、増殖を止める方法しかありません。
インフルエンザと風邪の症状とは?
インフルエンザは1~3日の潜伏期間をへて、寒気、高熱(38度以上)、全身倦怠感などの症状が急に表れます。吐き気、嘔吐、下痢、頭痛、関節痛といった症状を伴うことも多い。
風邪は寒気、体の倦怠感、のどの痛みや鼻水と少しずつ体がおかしいと感じはじめます。咳に緑色の痰が混じっているのが特徴です。緑色の痰は体の免疫が細菌をやっつけた残骸です。痰が出る頃には風邪もだいぶよくなった証拠です。
インフルエンザの感染経路とは?
インフルエンザは主に飛沫感染と接触感染によるものです。ウィルスがとても小さいため、目に見えることができません。ウィルスを手で触ったかどうかもわかりません。そのため、手をなるべく目や口の近くには近づけないようにしましょう。
インフルエンザの予防方法
インフルエンザはウィルスが体の中に入らなければ感染することがないので、マスクと手洗いに注意すれば大丈夫です。手で目や口を触らなければウィルスも体の中に入りません。
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